「IT導入補助金を申請したいのだけど、どのように申請するのだろうか」
「代わりにIT導入補助金を申請代行してくれる業者はあるのか」
IT補助金を利用するために、申請を第三者に依頼したいと考えている事業者も中にはいるかもしれません。
より確実にIT補助金申請を承認してもらうために、専門家に依頼して申請してもらえれば、事業者にとっては、手間が省けてよいと考えられるでしょう。
結論は、条件があるものの、IT導入補助金の申請サポートは可能です。
しかし、他にも認識しておくべき点もあるので注意が必要です。
本記事では、IT導入補助金の申請代行について解説します。サポート内容や料金相場、申請サポートしてくれるIT事業者を選ぶべきポイントや、注意点ついて紹介しますので、検討している事業者はぜひ参考にしてください。
事業者がパソコンの購入費用もIT導入補助金での補助が可能です。また、IT導入補助金の申請には、IT導入支援事業者のサポートが受けられます。
サポートが受けられることで事業者は、申請負担の軽減が見込めるでしょう。
ITの導入や改善に関しての技術および専門知識を有する企業やコンサルタントのことをIT導入支援事業者といいます。
IT導入支援事業者は、IT導入補助金の事務局および外部委員会における審査を経て、認定された事業者にのみIT導入支援事業者として登録されます。
IT導入支援事業者が中小企業等をサポートできる内容は、以下の4点です。
サポート内容は、IT導入支援事業者によって異なり、申請のあとのフォローアップも対応可能な事業者もあります。IT導入補助金の申請から補助金を受け取るまでの手間を減らしたい時は、IT導入支援事業者に依頼するのがおすすめです。
申請のサポートは、IT導入支援事業者に依頼することで可能ですが、原則申請者本人でないとIT導入補助金の申請自体ができない点に注意が必要です。
申請者は、IT導入支援事業者から渡されるURLから「申請マイページ」を開設し、IT導入支援事業者からサポートを受け、申請資料を作成する必要があります。
申請代行を行うにあたって、主な手数料として、「着手金＋成功報酬」「成功報酬のみ」の2種類があり、費用相場は以下の通りですので参考にしてください。
| 手数料 | 費用相場 |
| 着手金＋成功報酬 | ・着手金：5万円～20万円程度 ・成功報酬：申請額の10%～15%程度 |
| 成功報酬のみ | ・申請額の10%～20%程度 ・補助金が高額な場合、割高になる |
IT導入支援事業者の選び方には、いくつかポイントがあります。主な選び方として次の5つのパターンがあります。
それぞれ紹介します。
専門性を持ったIT導入支援事業者はそれぞれ特性があります。事業者が必要とするスキルや専門性を兼ね備えているIT導入支援事業者を選ぶことをおすすめします。
| 保有資格 | 内容 |
| 税理士 | ・税務の専門家 ・申請代行に長所を持っているか否かは事務所により異なる |
| 中小企業診断士 | ・事業運営のコンサルティング業務のプロ ・申請代行に明るい |
| 行政書士 | ・書類作成のスペシャリスト |
専門資格を保有していても、IT導入支援事業者として、IT導入補助金の事務局および外部委員会で認められていなければ申請サポートはできません。
申請事業者が導入を検討しているITツールやシステムを取り扱っている支援事業者を選択することで、申請がスムーズに運ぶことが期待できるでしょう。
申請代行依頼した場合、着手金や成功報酬が必要となりますが、先述の料金相場を参考にして、事業者にマッチしたIT導入支援事業者を選ぶことをおすすめします。
過去の申請実績は、支援事業者を選ぶ際に、有効なファクターとなります。主に以下の実績や表示のあるIT導入支援事業者を選ぶことをおすすめします。
活動実績をHP等で公表していないIT導入支援事業者を避けた方が得策でしょう。
申請サポートが充実した事業者であれば、安心して依頼できます。資格を保有しているからといって必ずしもサポートが得意とは限りません。
特に、事業者との意思の疎通が図りやすい事業者である点も選択のポイントとなるかもしれません。
申請代行をIT導入支援事業者に依頼する際、注意すべき点として、事業計画の立案はサポートの対象外があります。
IT導入支援事業者は申請依頼事業者の業務全体に関するサポートは行っていません。また、悪質業者に注意し、依頼しないようにする必要があります。
申込事業者の事業計画を作成することは、IT導入支援事業者のサポートの対象外なので注意しましょう。事業計画は申込事業者自身が作成しなければなりません。
補助金申請において、審査を行う者は、補助金の申請内容が、事業計画に沿ったものかを細かくチェックします。事業計画の立案に関しては、申請者が行うことが必須です。
申込事業者は悪徳業者に注意する必要があります。悪質な事業者は申請サポートができると謳って虚偽の申請を行ったり、高額な報酬を請求したりすることが報告されています。
悪徳業者に引っかかり、補助金が受けられなかった事例もあるので、くれぐれも悪徳業者には注意が必要です。
以下の点に注意し、IT導入支援事業者を選ぶのがいいでしょう。
また、IT導入支援事業者はHP上でも公開されているので、参考にすることを推奨します。
【参考】IT導入補助金2023｜資料ダウンロード | IT導入補助金2023
IT導入補助金を申請する場合、IT導入補助金の事務局が認定したIT導入支援事業者に申請サポートの依頼ができます。申請サポートとしてIT導入支援事業者を選ぶ場合、保有している資格や費用や報酬体系、あるいは過去の実績やサポート体制等があるので、自社のニーズにあった支援事業者を選ぶことが大切です。
支援事業者はあくまで申請サポート依頼を支援できるまでであって、自社の事業計画の立案までサポートはしない点にも留意しましょう。
架空の申請を行ったり、法外な手数料を請求したりする悪徳業者がいる点にも注意しなければなりません。
自社を守るためにも、HPで支援事業者は確認できるので、ぜひ参考にしてください。
IT導入補助金の申請を検討している方は、ぜひB-TOPへお問い合わせください。
提案型サポートから、業務プロセスのアウトソーシングまで幅広く対応しております。
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