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2024年/令和6年 ものづくり補助金のグリーン枠とは?徹底解説!
2024年/令和6年 ものづくり補助金のグリーン枠とは?徹底解説!
補助金
2024.06.11
ものづくり補助金
グリーン枠
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ものづくり補助金グリーン枠を説明する旨を記載してください


「ものづくり補助金グリーン枠の内容がわからない」

「自社の事業がグリーン枠の対象となるか知りたい」

と思うことはありませんか。

ものづくり補助金のグリーン枠は、持続可能な社会の実現に貢献する革新的な製品やサービスを開発する事業者を支援するものです。

温室効果ガスの削減を目指す企業に向けた枠組みであり、炭素生産性を向上させる生産プロセスやサービス提供方法の改善を目的としています。

対象となる事業者は、具体的な事業計画の策定とそれに基づく実践的な取り組みが必要とされ、事業計画書の審査を経て支援が決定されるのです。

本記事では、ものづくり補助金の概要やグリーン枠の要件をわかりやすく解説していきます。

ものづくり補助金とは?

ものづくり補助金は、中小企業や小規模事業者の生産性向上を支援する制度です。

革新的な製品開発や生産プロセスの改善などを目的とした設備投資に補助金が提供されます。

特例を適用すると補助金額は最大1億円に達し、補助率は1/2、1/3、または2/3から選べます。

補助金を利用することで事業の効率化と競争力の向上が期待されるのです。

ものづくり補助金の申請枠とは?

ものづくり補助金の申請枠は、中小企業や小規模事業者が生産性向上や高付加価値化を図るために活用できる、さまざまな目的に応じて設定されています。

これらの枠組みを通じて、事業の効率化、国際競争力の強化、そして持続可能な成長を目指す企業への支援がおこなわれます。

省力化(オーダーメイド)枠

2024年の17次締切から新設されるこの枠は、人手不足問題の解消を目指し、デジタル技術を活用したカスタムメイドの生産設備やサービス提供方法の改革を支援します。

対象となる技術にはICT、IoT、AI、ロボット技術、センサーなどがあり、これらを用いて生産プロセスを自動化するプロジェクトが補助対象です。

製品・サービス高付加価値化枠

18次締切から導入される製品・サービス高付加価値化枠では、革新的な製品やサービスの開発を必要とする設備やシステムの導入が支援されます。

市場にまだ広まっていない新たな価値を顧客に提供する製品やサービスの開発に重点を置いており、DXやGXに関連するプロジェクトが特に評価されます。

グローバル枠

同じく18次締切から設けられるグローバル枠は、海外事業の拡大を通じて国内の生産性を高めるための設備投資やシステム投資をサポートします。

  • 海外への直接投資
  • 海外市場の開拓
  • インバウンド対
  • 海外企業との共同事業

上記のようなことが含まれ、国際的なビジネス展開を目指す事業者には大きなチャンスとなるのです。

これらの枠には基本要件と追加要件が設定されており、事業計画の内容によって補助金の額や補助率が異なります。

補助金額は最大で1億円に達する場合もあり、補助率は事業規模や採択類型によって1/2、2/3、または1/3となります。

申請者は厳正な審査を通過する必要があり、そのためには具体的かつ実現可能な事業計画の策定が必須です。

ものづくり補助金の申請要件は?

ものづくり補助金を申請するための基本要件には、以下の内容が含まれます。

  • 給与支給総額が年間1.5%以上の増加
    (全従業員への給料、賃金、賞与、役員報酬等)
  • 事業場内最低賃金が地域別最低賃金より30円以上高い水準
  • 付加価値額(営業利益 + 人件費 + 減価償却費)が年3%以上の成長

そのため、これらの目標を達成する具体的な計画の策定が求められるのです。

グリーン枠とは?

ものづくり補助金のグリーン枠は、環境に配慮した製品やサービスの開発、および温室効果ガス削減を目的とした設備の導入を支援する制度です。

最大4,000万円の支援が可能であり、エネルギー効率の高い機械や環境に優しい生産プロセスを導入する計画を持つ企業が主な対象となります。

事業計画は3年から5年の期間で設定され、事業場単位での炭素生産性を年平均1%以上向上させることが求められます。

また、過去に自社で実施した温室効果ガスの排出削減の取り組みがある場合、その具体的な内容を明記する必要があるのです。

申請はオンラインでおこなわれ、ビジネスプランと環境貢献度を証明する資料が必要です。

2024年のものづくり補助金では、申請枠が刷新され、グリーン枠は製品・サービス高付加価値化枠「成長分野進出類型(DX/GX)」という名称に変更されています。

グリーン枠の補助金額

ものづくり補助金のグリーン枠は、補助上限額が申請類型や従業員の人数によって異なります。

申請類型従業員規模補助上限金額
エントリー5人以下750万円以内
6人~20人1,000万円以内
21人以上1,250万円以内
スタンダード5人以下1,000万円以内
6人~20人1,500万円以内
21人以上2,000万円以内
アドバンス5人以下2,000万円以内
6人~20人3,000万円以内
21人以上4,000万円以内

【参考】ものづくり補助金

グリーン枠の補助率

ものづくり補助金のグリーン枠における補助率は、対象経費の3分の2です。

従業員数に応じて100万円から4,000万円までの補助金が提供されます。

例えば3,000万円の設備投資をおこなった場合、2,000万円が補助される計算になります。

グリーン枠の補助対象者

ものづくり補助金グリーン枠の申請対象者は、資本金と従業員数が条件を満たす中小企業や中小企業組合、特定非営利活動法人などです。

この補助金は、エネルギー効率の高い製品開発や環境に優しい生産プロセスの導入を計画している中小企業や個人事業主を対象としています。

具体的には、以下の取り組みをおこなう事業者が対象となります。

  • 温室効果ガスを削減する機械装置やシステムの導入
  • 非石油素材の使用
  • 廃棄物の削減

補助金の利用で事業の持続可能性と環境への配慮が促進されるため、環境に配慮した製品やサービスの開発に力を入れている企業にとって魅力的な制度です。

グリーン枠の要件とは?

ものづくり補助金のグリーン枠における要件は、事業の環境負荷を低減し、持続可能な成長を促すための具体的な基準を含んでいます。

基本要件

  • 給与支給総額: 事業計画期間内に給与支給総額を年平均1.5%以上増加
  • 事業場内最低賃金: 地域別最低賃金よりも30円以上高い水準
  • 付加価値額: 年平均3%以上の増加

実施場所

事業は、温室効果ガスの排出削減や炭素生産性の向上を目的とした場所で実施される必要があります。

これには、エネルギー効率の高い設備や環境に優しい生産プロセスが導入される事業所が含まれます。

その他要件

  • 事業者は、温室効果ガスの排出削減に寄与する革新的な製品やサービスの開発、または生産プロセス・サービス提供の方法の炭素生産性向上に関する取り組みを行う
  • 事業計画は3〜5年の期間を設定し、その間に事業場単位で炭素生産性を年平均1%以上向上させる
  • 申請前には、これまでの温室効果ガス削減の取り組みを評価し、具体的な実績を提出する

グリーン枠の要件は、事業の環境影響を具体的に評価し、改善するための明確な基準を設けています。

事業者はこれらの要件を満たすことで、環境への負荷を減らしながら事業の効率を向上させることが期待されます。

グリーン枠の対象経費とは?

ものづくり補助金のグリーン枠における対象経費は、環境に配慮した事業活動に必要な費用に限定されます。

具体的には、以下が主な対象で、これらは補助対象経費の一定割合を上限として補助が可能です。

  • 機械装置やシステム構築費
    (温室効果ガス削減に貢献する機械や装置の購入や導入)
  • 技術導入費
    (新技術の導入にかかるコスト)
  • 専門家経費
    (補助金申請やプロジェクト管理に関わる専門家への支払い)

また、次のものも補助の範囲内です。

  • 運搬費
  • クラウドサービス利用料
  • 原材料費
  • 外注費
  • 知的財産権等関連経費


これらの経費は補助金交付決定後に発注され、事業実施期間内に支払いが完了する必要があります。

まとめ


ものづくり補助金のグリーン枠は、環境を考慮した事業展開を目指す企業に対して大きなチャンスを提供します。

この枠組みを利用することで、革新的な製品やサービスの開発、効率的な生産プロセスへの改善を支援し、事業の持続可能性を向上できます。

また、比較的採択率が高いため、計画的かつ効果的な申請準備をおこなうことで、補助金の獲得とビジネスの成長が期待できるでしょう。

ものづくり補助金グリーン枠は要件が多く、エネルギー消費量やCO2排出量を測定できる体制の構築が必要ですが、補助金額は通常枠よりも優遇されています。

環境保護をビジネスの中心に置くことで、将来的にも大きなメリットが見込めます。

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